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2024年3月10日 (日)

東大寺 修二会 1273回目の悔過法要

3月8日

 

燃える 燃える 燃える おたいまつ 燃える

 

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~雪のように火の粉が降る~ Z6II AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR and FTZ II

 

さだまさしさんの音楽にハマった次男のリクエストで、東大寺二月堂の修二会を見学に行きました。

私は2021年の第二拝観所からの見学以来二度目の訪問。

次男の学校が終わってすぐに出発し、17時半に到着したころには二月堂直下の芝生は満席で、四月堂前から見学することに。
(道中、車のオーディオではしっかりさださんの「まほろば」「修二会」を)

 

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~走る火影 揺れる君の横顔~ Z6II AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR and FTZ II

 

広場には外国の方も含めたくさんの人が詰めかけていました。

3年前ははるか遠くから400㎜の超望遠で見るだけでしたが、ここでは舞う火の粉、お松明を抱える童子の足音、堂入りする練行衆の沓の音、臨場感がまるで違いました。

 

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~炎見上げつつ何故君は泣く~ Z6II AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR and FTZ II

 

次男のリクエストの意味を考えると、お松明だけでは修二会を目撃したことにはなりません。

お松明が終わると、いったん腹ごしらえに近鉄奈良駅まで戻り、それからしっかりと気持ちを入れ替え、聴聞のため二月堂の西局へ。

音の出ない靴袋持参、マスク着用、私語厳禁。

 

二月堂の内部は別世界でした。

聖武天皇の御代から途切れることなく続いてきた祈り。

我々が局に入ったとき、過去に修二会に貢献してきた方々の名が滔々と読み上げられていましたが、鑑真和上から岸田総理までたくさんの名が読み上げられ、1273回目まで連綿と続く祈りの歴史に感動してしまいました。

中でも、大仏の開眼供養をおこなった菩提僊那(ぼだいせんな)の名を聞いたときには、別の感動が…30年前の受験勉強で覚えた名じゃないですか!!

そして、堂内に響く声が能登半島地震の惨状を語った時は思わず目頭が熱くなってしまいました。こうやって日本、世界の安寧を祈り続けてきた、そしてまさに今困難に直面している人たちのためにも・・・。

 

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祈りの続く二月堂に後ろ髪ひかれるように帰路へ Z6II AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR and FTZ II

 

次男も何か感じたことがあったようで、来年の再訪を話しながら帰路につきました。

 

 

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